Let's Boat Race

よろしくお願いします！　犬とお話ができる日が来るなんて……、ちょっと感動ですね（笑）。

いえ実は、動物は全般的に苦手で……。

リモートなら、噛まれる心配もないし安心だなと……（笑）。

わかってますわかってます！　でも、犬派か猫派かと聞かれたら、「犬派」ですよ！

高校3年生のとき、やりたいこともなかった私は、就職を考えていました。そんなときに、父から「だったら、ボートレーサーの試験を受けてみたら？」と言われたんです。

私は高校時代、バスケットボールをやっていたのです。「運動神経を活かせる仕事」と考えたときに、父としては自分が好きな「ボートレースのレーサー」という発想になったのかもしれません（笑）。

はい。その後、地元・香川県のボートレース場「ボートレースまるがめ」を父と訪れて、そこで生のレースを初めて見たんです。

そのときに、「ビビビ！」と来たんです！

生の迫力に感動して、「私もやりたい！　ボートに乗りたい！」って、気持ちが一気にふくらんで、そのままボートレーサーは私のユメになりました。

はい、ドリームの方です（笑）。

ハハハ。もともとレースゲームが好きでしたし、ボートレーサーになれば、いつもあの“ワクワク”を体感できると思ったところもありますね。

実際に乗ってみると、想像以上に水面が近くて驚きました！手を伸ばせば、水がある。それくらい近いんです。目線のすぐ横に水面があって、まるで自分が水面と一体化したような、すごく不思議な感覚になりました。

ちなみに、ボートにはブレーキがなく、アクセルとハンドルだけで操作するんです。もしかしたら怖い、と感じる方もいるかもしれませんが、私はむしろ“ワクワク”していました。

そうですね（笑）。ですから、クルマのドリフトはサイドブレーキを利用することが多いですが、ボートのターンは体重移動でするんです。

はい。しかもクルマと違って、不安定な水上でターンしますから、コントロールするのは、非常に難しいんです。

そうですね。見た目以上に操作は難しいと思います。

ありがとうございます（笑）。

はい。当時はとにかく「いちばん」じゃないと意味がないと思っていて、必死でした。ボートに乗る時間と、気持ちだけでは絶対に負けない。そんな風に考えて日々を過ごしていました。

そうかもしれないです（笑）。

子どもの頃、夏休みの宿題は、いつも最後の最後、ギリギリになってがんばるタイプだったので、そうではないかもしれません（苦笑）。

食事は普通には食べるんですが、暴飲暴食しないようにしています。トレーニングは、体幹を鍛えるほか、姿勢改善を目的としたストレッチなどを定期的に行なっています。

下半身ですね。モーターボートは、重心が後ろにある方が……、あっ！

んーとね、ボートに乗ってるところー！

はい、だからヘルメットにも、家族の名前を入れてるんです。

家族じゃないからダメです（笑）。