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AIによる、犬語の同時通訳機能を利用しているため、今回の「イヌタビュー」も、リモート取材で行われました
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平山選手、こんにちは!
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今日はよろしくワン!
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よろしくお願いします! 犬とお話ができる日が来るなんて……、ちょっと感動ですね(笑)。
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うれしいワン! てことは、平山選手は間違いなく、犬派ワンね!
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いえ、違います……。
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となると、猫派ですか?
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いえ実は、動物は全般的に苦手で……。
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リモートなら、噛まれる心配もないし安心だなと……(笑)。
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びす太、ハグはするけど、噛まないワン……!
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わ、わたしもです!
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わかってますわかってます! でも、犬派か猫派かと聞かれたら、「犬派」ですよ!
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ならよかったワン!
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まずは平山選手が、ボートレーサーを志した“きっかけ”を教えてください。
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高校3年生のとき、やりたいこともなかった私は、就職を考えていました。そんなときに、父から「だったら、ボートレーサーの試験を受けてみたら?」と言われたんです。
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……すごい唐突ワンね。
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私は高校時代、バスケットボールをやっていたのです。「運動神経を活かせる仕事」と考えたときに、父としては自分が好きな「ボートレースのレーサー」という発想になったのかもしれません(笑)。
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高校時代は、強豪校でバスケットボールに熱中していた平山選手
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でも、その一言がすべての始まりなんですもんね。人生わからないものですね。
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はい。その後、地元・香川県のボートレース場「ボートレースまるがめ」を父と訪れて、そこで生のレースを初めて見たんです。
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ふむふむ。
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そのときに、「ビビビ!」と来たんです!
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ビビビ……?
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生の迫力に感動して、「私もやりたい! ボートに乗りたい!」って、気持ちが一気にふくらんで、そのままボートレーサーは私のユメになりました。
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わかるわ。あの、すっぱさがクセになるのよね……って、ちがーう! 夢!
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なんだ、そっちワンか!
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はい、ドリームの方です(笑)。
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つまり、出会った瞬間、ボートレースに恋に落ちた、というわけワンね。
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ですね。
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……びす太、いま「うまいこと言った」と思ったでしょ?
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お、お、思ってないワン……。
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ハハハ。もともとレースゲームが好きでしたし、ボートレーサーになれば、いつもあの“ワクワク”を体感できると思ったところもありますね。
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平山選手が優勝した女子ボートレーサーの頂点を決定する2020年レディースチャンピオンのレース
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で、養成所の試験に受かって、実際に初めてボートに乗ったときは、どんな気持ちだったワンか?
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実際に乗ってみると、想像以上に水面が近くて驚きました!手を伸ばせば、水がある。それくらい近いんです。目線のすぐ横に水面があって、まるで自分が水面と一体化したような、すごく不思議な感覚になりました。
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ふむふむ
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ちなみに、ボートにはブレーキがなく、アクセルとハンドルだけで操作するんです。もしかしたら怖い、と感じる方もいるかもしれませんが、私はむしろ“ワクワク”していました。
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走り出したら止まらない……。
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そうですね(笑)。ですから、クルマのドリフトはサイドブレーキを利用することが多いですが、ボートのターンは体重移動でするんです。
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スピードを殺さず、そのまま曲がるわけワンね!
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はい。しかもクルマと違って、不安定な水上でターンしますから、コントロールするのは、非常に難しいんです。
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クルマだって悪路は走りづらいのに、水面なんて、まっすぐ走るのも大変そうです。
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そうですね。見た目以上に操作は難しいと思います。
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水面をクールに駆け抜ける平山選手。想像するだけで……、
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ありがとうございます(笑)。
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デビューした年に、女子レーサー史上初の最優秀新人賞を獲得していますよね。
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はい。当時はとにかく「いちばん」じゃないと意味がないと思っていて、必死でした。ボートに乗る時間と、気持ちだけでは絶対に負けない。そんな風に考えて日々を過ごしていました。
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ものすごい負けず嫌いワンね。
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そうかもしれないです(笑)。
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ちなみに、目標に向かって、計画的に進めるタイプですか?
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子どもの頃、夏休みの宿題は、いつも最後の最後、ギリギリになってがんばるタイプだったので、そうではないかもしれません(苦笑)。
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しっかりしている印象なので、意外です。
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奇遇ですね(笑)。
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平山選手、気が合うかもしれないワンね。どうワン、びす太を飼ってみないかワン?
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それは大丈夫です(笑)。
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食事やトレーニングはどうされてるんですか?
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食事は普通には食べるんですが、暴飲暴食しないようにしています。トレーニングは、体幹を鍛えるほか、姿勢改善を目的としたストレッチなどを定期的に行なっています。
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特にどこを鍛えているとか、あるワンか?
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下半身ですね。モーターボートは、重心が後ろにある方が……、あっ!
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ど、どうしたワン?
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いや、子どもが来て……。
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せっかくだから、質問しちゃいますね。ママのどこが好きですか?
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んーとね、ボートに乗ってるところー!
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ボートレーサーのママが好きなんだね。
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そう! じゃ、またねー!
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行っちゃったワン……。
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すみません(笑)。
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家族からも応援されてるんですね。
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はい、だからヘルメットにも、家族の名前を入れてるんです。
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平山選手はいつも、家族と一緒に水上を走ってるんですね。
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気持ちはそうですね。
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相談があるワン。
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なんです?
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そこに、びす太の名前も加えてほしいワン!
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家族じゃないからダメです(笑)。