AIによる、犬語の同時通訳機能を利用しているため、今回の「イヌタビュー」は、リモート取材で行われました
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香川さん、こんにちは!
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今日はよろしくワン!
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わー、ほんとに犬がインタビューしてるー。かわいい!
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その反応からするに、香川選手は犬と猫なら、犬派女子だワンね。サンキューワン!
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ご、ごめんなさい……。
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?
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私……、猫派なんです!
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いやでも、犬も好きですよ!
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……ま、まあいいワン! びす太は器がBIGだから許すワン。でも、今日はガンガン切り込んでいくから覚悟するワンよ!
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それ、許してなくない?
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その代わりに、今日はなんでも答えちゃいますよ!
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イエーイ! そうこなくっちゃだワン!
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あ、機嫌直った(笑)。
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では早速。まずは香川選手のことを教えてください。どうしてボートレーサーを目指そうと思ったんですか?
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父の知り合いの息子さんにボートレーサーの方がいて、「目指してみたら?」と言われて、何となく(ボートレーサー養成所の)入所試験を受けたのがきっかけです(笑)。
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え?
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だからボートも、試験まで見たことなかったんです……。
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それで受かっちゃうなんてすごいワン。
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ただ、二次試験で初めてボート乗ったときに「むっちゃ楽しいじゃん!」って思ったのをよく覚えています。
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わかる! びす太も初めてドッグフード食べたとき、「むっちゃうまいじゃん!」ってなったワンよ。
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はははは。これまで知らなかった「楽しい体験に出会った」という意味では、似ているかもしれませんね(笑)。
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それでボートレーサーになることを決めたのね。
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いや、養成所って、朝6時から乾布摩擦とかあるし、「絶対に嫌だ!」って思いました……。ただ、その年、300人女性が受けて、受かったのが3人。その中のひとりに選ばれたので、「せっかくだし」と覚悟を決めて、この世界に飛び込みました。
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なるほどワン。その瞬間、大阪府出身の香川選手は、「私、ボートの天才ちゃう? 天下取れるんちゃうかな?」って思ったワンね。
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え?(笑)
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違うワンか?
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うーん、「向いてるんちゃうかな?」くらいは思ったかもしれません(笑)。
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やっぱりワン! 以来25年、女子ボートレーサーとして、水上を駆け抜けているワンね。
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第一線で活躍し続けているけど、大変なことはないの?
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ボートレースはスピードが約80km/hにもなるので、ボートが波の影響を受けてバンバン暴れるんですよ。これを抑えるには、かなりの筋力が必要で大変なんです……。
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レースでボートに乗っているだけで、自然と鍛えられちゃうんです!この通り!
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おぉー!
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腕がスジ張ってるー! きれーい!
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でも、びす太も負けてないワン! ほら!
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負けてるよ、びす太……。
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ボートレースは体重が軽い方が有利なんですね。だけど私は過度にトレーニングをすると筋肉がつきやすくて、すぐに体重が増えてしまうんです。
食事にも意識していて、体重維持の為、食事は1日2食。お風呂はなるべく多く入ることで、代謝をよくすることを心がけています。
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チキショー! アスリートはやっぱりすごいワン!
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はははは。ありがとうございます。アスリート全般に言えることですが、自分に合った体の作り方が大事なんだと思っています。筋肉をたくさんつければいい、痩せればいい、はひとつの手段なので、どうやったらレースに勝てる体になれるか、を考えています。
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体作りひとつとっても、奥が深いのね!
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そうですね、体が資本なので。だから休日は、身体のメンテナンスは欠かしません。必ずマッサージを受けに行っています。
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さすがだワン。日々、しっかりと自分の身体と向き合っているワンね。
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見た目も若々しくて、きれいな香川選手。日頃から何かケアしてるの?
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ありがとうございます(笑)。レース場では、顔の表情筋も鍛えてくれる、この美顔器を使っています。
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へー、いいなー。びす太も使ってみたいワン!
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無理無理!
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なんで?
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どうやって持つつもり?
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あ!
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(笑)。ちなみに、若い女子レーサーからも「それなんですか?」って、よく聞かれるんですけど、教えてあげると、大抵みんな買いますね(笑)。
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よっ! なにわが生んだ、ボートレーサー界の「美のカリスマ」!
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ありがとうございます(笑)。
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香川選手、満更でもなさそうですね……!
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はい。褒められたら、そりゃうれしいですよ。
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その相手が、びす太となれば、天にも昇る心地ワンよね。
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いや、そこまででは……(笑)。
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……。
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実は、息子さんもボートレーサーなんですよね。
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はい!
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当時、妊娠・出産の期間、レースから離れることに不安はなかったですか?
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不安しかなかったですよ(笑)。いまでは「ママさんレーサー」も増えましたけど、当時は「出産したら引退」というのが一般的でしたから。でも私は、「産んだら復帰しよう」と決めていました。まだ23歳と、若かったですし。
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周りで、出産後もレーサーを続けてる人はいたワンか?
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ほとんどいなかったですね。だから、いろんな声も聞こえましたけど、ぜんぶ無視しました(笑)。
出産後、ボートレースに復帰。現在は「ママさんレーサー」としても注目される香川選手
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くー、カッコいいワン!
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本当ね。香川選手を慕う若い女子レーサーが多いのは、「ママさんレーサー」としての道を切り拓いたからなんでしょうね。
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うーん、どうなんでしょう。ただ、若い女子レーサーから、「お母さん」扱いされることは多いかもしれないですね(笑)。
笑顔で後輩との関係を語る香川選手
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ママー!
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ん、突然どうしました? わんちゃんを生んだ覚えはないですが(笑)。
もう、かわいいなー。