
社会人5年目、親友の女子ふたり。最近、仕事も恋もうまくいっていない親友のアユミを励ますべく、マイが選んだのは、ボートレース場! そこで見つけたイケメンに新たな恋の予感!?
アユミ
-
ねえ、本当にボートレース場に行くの……?
マイ
-
うん! だって、落ち込んでるときは、イケメンがいちばんだもん!
アユミ
-
いや、そうかもだけど、それは別にボートレース場じゃなくても……。
マイ
-
って思うよね。でも、ここでしか会えない“イケメン”がいるの! びっくりするよ、みんなカッコいいから!
アユミ
-
ほんと……?
マイ
-
わたしを信じなさい! ほら、行くよ!


マイ
-
到着!
アユミ
-
あれ? 入り口に改札がある……。どうやって中に入るの?
マイ
-
こうやって、100円をいれるの!

マイ
-
一度入場しちゃえば、時間制限なし! 最後までたっぷり楽しめるよ。

アユミ
-
へー。100円で一日過ごせるんだね! ボートレースって、お財布に優しいんだねー。
マイ
-
そうなの。まだまだお楽しみはこれから!まずは場内から!

アユミ
-
わー、意外と広いんだねー。それに清潔感ある!
マイ
-
そうなの。最近は女性のお客さんも増えてるし、カップルもいたりするんだよ。
アユミ
-
へー意外!ハードルが高いイメージあったけど、そんなことないんだね。
マイ
-
そうそう、そして、ここがわたしのおすすめスポット!

アユミ
-
えっ! すごい開放的なテラス!ビアガーデンみたいじゃん!
マイ
-
でしょー。素敵でしょー?

アユミ
-
うん。水際は風も気持ちいいし、あとはビールがあれば最高だね。
マイ
-
言うと思った! ダイエット中だけど、わたしも今日は飲んじゃおうかな!






マイ
-
ではでは続いて、お待ちかねの「出走表チェック」の時間です!
アユミ
-
へー、これを見ながら予想するんだ……。え…っ!?
アユミ
-
……えっ、えっ、えぇ!!?
マイ
-
なになに?急にどうした(笑)

アユミ
-
イケメン率、高くない!?
マイ
-
気づいた!? そうなの! しかもレーサーって、細マッチョ率も高いんだよ!
アユミ
-
そうなんだ!なんで?
マイ
-
ボートレースは体重が軽い方が有利だから、みんな減量やトレーニングに勤しんでるんだよ。 ちなみに、わたしの推しレーサーはこの人ね。
アユミ
-
爽やかイケメンー!この人もこの人も気になる……。どうしよう、選べないんだけど……(笑)
マイ
-
気持ちはわかる(笑)。ちなみに最年少だと、16歳のレーサーもいるんだよ。
アユミ
-
え、その若さでプロって、すごくない?
マイ
-
すごいよね。走る姿も若さ全開だから、思わず応援したくなっちゃう人も多いみたい。
アユミ
-
ますます選ぶのが難しくなってきたかも……(苦笑)
マイ
-
だったら複数の人を選んじゃえば? 最大3人まで組み合わせて、予想することもできるし!
アユミ
-
そうなんだー。でもわたし、この人に決めた!
マイ
-
お、見る目あるねー。その人は、年収1億を超えるトップレーサーになる可能性を秘めた期待の星なのよ。

提供:スポーツニッポン新聞社
アユミ
-
それってもしかして……、玉の輿チャンス!?
マイ
-
しかも、レースの優勝賞金を被災地に寄付したりボランティア活動に積極的に参加したりするレーサーも多いんだって!
アユミ
-
人間もできてるなんて……、カンペキじゃない! 推せる……。
マイ
-
あれ? なんか、テンション上がってきてない?
アユミ
-
めっちゃ上がってきた!!!!(笑)
マイ
-
ちなみに、好きな選手を軸にして予想する買い方を「応援舟券」っていうのね。アユミの推しレーサーは人気あるから、同じような買い方してる人も多いかもね!
アユミ
-
てことは、わたし以外にも、彼を“応援する”ライバルたちがいるのね……。
マイ
-
ま、そうなるかな(苦笑)


「ボートレーサーは、プロのアスリート。日々トレーニングを重ね、万全の状態を保って、本番のレースに臨んでいるの。カッコいい走りの裏には、努力あり。それを知ってからレースを見ると、きっとキュンキュンしちゃうはず(笑)。常に本気で、レースと向き合うレーサーたち。さらにイケメンとなれば、女子なら、好きにならない方が難しいよね(笑)」

アユミ
-
ねえ、レースって、どこで見るのがいいの?
マイ
-
今日はね、わたしのおすすめの場所から観戦しようと思ってるの!
アユミ
-
おすすめ?
マイ
-
じゃーん!

アユミ
-
わー、シートもゆったりしてるし、いいねー!
マイ
-
でしょー。ここは有料席だから、少しお金はかかるけど、居心地抜群だよ!



「ボートレース場は、野外のスタンド席だけでなく、冷暖房を完備した一般席や有料の指定席もあるの! しかも場所によっては、無料で使える女性専用スペースがあるレース場も! だから夏の暑い日も涼しく、冬の寒い日だって、ぬくぬくとレースを楽しめるよ」

マイ
-
お、レース始まったよ!

アユミ
-
うわー、すごいスピード!それに水しぶき!
マイ
-
ボートレーサーはやっぱり、レース中がいちばんカッコいい!

アユミ
-
がんばれー!
マイ
-
イケイケー!
アユミ
-
あっ! 先頭集団にあの方の姿が……。

マイ
-
あの方って……(笑)。
アユミ
-
あっ……!

アユミ
-
うそ、当たった!!

マイ
-
やるじゃん! 最初から、いい推しレーサーが見つかってよかったね。
アユミ
-
うん!
マイ
-
実はあの人、走りはかなり豪快だけど、イベントに登場すると紳士的で素敵なの!

アユミ
-
なにそのギャップ! 超萌えるんだけど!
マイ
-
ちなみにグレードの高いレースの時に行われるセレモニーでは、選手にプレゼントを渡すことができたりするよ!
アユミ
-
てことは、水辺の彼に、生で会える日が……!?
マイ
-
あるんです(笑)。不定期でファンイベントとかもやってるから、ボートレーサーはファンにとって、“会いに行けるアイドル”なの。
アユミ
-
どうしよう!? 彼がわたしだけを見つめるとか、最高なんですけど……!
マイ
-
アユミ、なんかすっかり“ボートレーサー沼”に浸かってない?(笑)
アユミ
-
あ、そうかも……(苦笑)。でもなんか、久しぶりにきゅきゅんした…。あー、わたしの推しレーサーさん、夢と希望と勝利をありがとうございます!

マイ
-
目、ハートになってるし(笑)
アユミ
-
ねえ、彼は次回いつ出るの? また連れて来て!
マイ
-
わかったわかった、調べておくから(笑)

アユミ
-
あー、今日1日、楽しかった! マイ、ありがとね!
マイ
-
どういたしまして! 次の恋の相手(?)も見つかったし、よかったね!
アユミ
-
うん! 仕事もプライベートも、嫌なことぜんぶ吹き飛んだ! よおし、彼に会える日を楽しみに、明日からまたがんばるぞー!
マイ
-
わたしもがんばるー! また一緒に来ようね!
アユミ
-
うん!



「今回、ボートレース場に来ていちばん驚いたのは、“結構居心地がいい”こと! レースは迫力満点だったし、新しい推しメンも見つけられたし、あー、最高の1日だったなぁ。次はもっと側で、水辺から応援しちゃおうっと!」


マイ
- OL。彼氏との“ボートレースデート”以来、自身もその魅力にハマった。趣味はヨガ。
アユミ
- OL。ボートレース初心者。仕事と恋のモヤモヤを吹き飛ばすべく、今回ボートレースに初挑戦!