- MC 永島 知洋
- 日々、自分を磨き続けるボートレーサーたち。
普段はストイックな彼らの“素顔”を、ボートレース芸人 永島知洋さんが探ります!
今回は「ボートレーサー×ゲーム」をテーマに、3人の“ゲーマー”が集結。
彼らの、深い(!?)“こだわり”とは?
ゲームが下手なのは、
機材のせい!?
- 永島 知洋
-
今回は、ゲーム大好きボートレーサーです! 峰選手はゲーム専用の部屋があるんでしょ?
- 峰 竜太
-
はい。あります、ガチンコのやつが。
- 永島 知洋
-
金子選手もあるんすか?
- 金子 拓矢
-
ないです。僕、そこまでアレじゃなくて……(苦笑)。
- 永島 知洋
-
そこまでアレって何よ?(笑)
- 峰 竜太
-
でも、いちばんゲームの機材にお金かけてるのは、キンタク(金子選手)ですよ!
- 永島 知洋
-
え、そうなん?
- 金子 拓矢
-
はい。形から入るタイプなんで(笑)。
- 永島 知洋
-
なるほど(笑)。で、みなさんがいま、いちばんハマってるゲームは何ですか?
- 峰 竜太
-
エーペックス、「Apex Legends(エーペックスレジェンズ)」ですね。
- 永島 知洋
-
出た出た出た。知ってますよ。オンラインで戦うやつでしょ?
- 峰 竜太
-
はい。いま、むちゃくちゃ流行ってるFPS(キャラクター視点で操作するシューティングゲーム)です。
- 永島 知洋
-
峰選手、自身のYouTubeチャンネルで、大会主催したりしてますもんね。
- 峰 竜太
-
はい、してます。
- 永島 知洋
-
で、この中だと、誰がいちばんうまいんすか?
- 萩原 秀人
-
うーん、……おれではない!
- 永島 知洋
-
謙虚やな(笑)。
- 峰 竜太
-
キンタクがいちばん下手だと思います(苦笑)。いちばん歴も浅いんで。
- 永島 知洋
-
だから機材にお金かけてるんや(笑)。
- 金子 拓矢
-
そうです。僕が下手なんじゃなくて、機材の問題なんじゃないかと……(笑)。
- 永島 知洋
-
いるいる、そういう人(笑)。
- 萩原 秀人
-
ただ、戦い方もタイプがあるんで、一概に上手い下手とは言えない部分もあるんですよ。
- 永島 知洋
-
へー。
- 萩原 秀人
-
僕は作戦に則ってプレイするタイプ。
- 峰 竜太
-
そう。頭がいいのは、絶対ハギさん(萩原選手)。
- 永島 知洋
-
峰さんは?
- 峰 竜太
-
本能で行くタイプ(笑)。
- 永島 知洋
-
それ、ボートレースのときと一緒やん!(笑)
- 峰 竜太
-
いやいや、レースのときは頭使ってますから(笑)。
ゲーム実況のおかげで
「怖い人」のイメージが
変わった!?
- 永島 知洋
-
峰選手と萩原選手が一緒にプレイするようになったきっかけは何だったんですか?
- 萩原 秀人
-
ボートレース場で話をしているときに、「エーペックスやってんの? だったら一緒にやろうよ」みたいな話になったんですよ。
- 峰 竜太
-
僕、YouTubeでゲーム配信してるんですけど、ハギさんにはよく出てもらってます。
- 永島 知洋
-
あー、やってますよね!
- 峰 竜太
-
ハギさんって、ちょっと仏頂面なときとかあるじゃないですか。でも、本当はすごい面白いじゃないですか。
- 永島 知洋
-
ですね。
- 峰 竜太
-
そしたら、配信前まで、ハギさんのことを「怖い人」だと思っている方が多かったみたいで、「イメージ変わりました!」「ファンになりました!」っていうコメントがたくさん届いたんですよ。
- 永島 知洋
-
へー。すごいじゃないですか!
- 萩原 秀人
-
峰選手のおかげです(笑)。基本はフランクなんですけど、人見知りなところがあって。
- 永島 知洋
-
わかります。僕、萩原選手が普段、フランク過ぎて、もはや困ってますもん(笑)。
ガチで奪い合う同期と、
譲ってくれる優しい先輩
- 永島 知洋
-
みなさんの中で、ゲーム内で必須のアイテムとかってあるんですか?
- 峰 竜太
-
ゲーム内で使うバッグっすね! 持ち物がいっぱい入るんすよ!
- 永島 知洋
-
何を入れるんですか?
- 峰 竜太
-
弾丸をいっぱい持っていくんです。でも、一発も撃たずに終わっちゃうときもあって、そのときはすごく恥ずかしいです……(笑)。
- 永島 知洋
-
金子選手は何です?
- 金子 拓矢
-
強い武器ですかね。ただ、峰竜太にすぐ取られちゃうんで、早めに動かないと駄目なんです。
- 峰 竜太
-
僕とキンタクは同期なんで、奪い合っちゃうんですよ(笑)。ハギさんは譲ってくれたりするんですけど。
- 永島 知洋
-
萩原選手は、どうして譲ってあげるんすか?
- 萩原 秀人
-
僕は、ゲーム配信にお邪魔してる身なんで、峰くんを立ててるんですよ。
- 峰 竜太
-
そう、活躍させてくれるんですよ!
- 永島 知洋
-
戦いをサポートしてくれるん?
- 峰 竜太
-
そうです! だからいつも、気持ちよくゲームできます(笑)。
- 金子 拓矢
-
さすがですねー。
- 永島 知洋
-
金子選手は奪いに行くもんね。
- 金子 拓矢
-
ええ。そこはガチなんで(笑)。
- 萩原 秀人
-
たしかに、「ここにアイテムあるよ!」って、峰くんに教えてあげたのに、なぜか金ちゃん(金子選手)が取っちゃうことある(笑)。
- 永島 知洋
-
あかんやん(笑)。
口が開いているときは、
ゾーンに入っているとき!?
- 永島 知洋
-
みなさんが、ゲームするときの「マストアイテム」があれば、教えてください。
- 金子 拓矢
-
僕はこれですね。
- 永島 知洋
-
ヘッドフォン?
- 金子 拓矢
-
これ、すごい足音(ゲーム内)が聞こえるんですよ。めちゃくちゃ軽くていいです。
- 永島 知洋
-
でも、すぐやられるんでしょ?(笑)
- 金子 拓矢
-
はい。近づいて来てるのはわかるんですけど、そのままやられちゃうんですよ(笑)。
- 永島 知洋
-
萩原選手はあります?
- 萩原 秀人
-
これですね。コントローラー。
- 永島 知洋
-
普通のと何が違うんすか?
- 萩原 秀人
-
裏側にも、ボタンがあるんすよ。
- 永島 知洋
-
そんなボタンいる?
- 萩原 秀人
-
いるんですよ!
- 永島 知洋
-
へー。峰さんは?
- 峰 竜太
-
僕と言えば、これですよ。わかります? 配信用の……。
- 永島 知洋
-
あー、カメラ!
- 峰 竜太
-
僕、ずっと口開いてるらしいんですよ(笑)。
- 永島 知洋
-
見る見る(笑)。
- 峰 竜太
-
ただね、口開いてるときは、調子いいとき。ゾーン入ってます(笑)。
- 永島 知洋
-
……萩原選手、本当ですか?
- 萩原 秀人
-
ええ、銃声のする方に走っていきます(笑)。
- 永島 知洋
-
あかんやん!
- 峰 竜太
-
マイペースなんですよね(苦笑)。
集中力と反射神経を
ゲームで鍛える!
- 永島 知洋
-
ゲームが「ボートレースに役立ってる」ことって、ありますか?
- 萩原 秀人
-
集中力じゃないですか。
- 峰 竜太
-
あと反射神経も!
- 永島 知洋
-
へー。
- 峰 竜太
-
人によっては、「ゲームはよくない」って考える人もいると思うんですけど、僕は考え方次第だと思うんですよ。何をやるにしても、「反射神経を鍛えよう」っていう意識さえあれば、鍛えられるんすよ。先入観が邪魔してるだけで。
- 永島 知洋
-
なるほどなー。
- 峰 竜太
-
あと、全体を見回す力も養われますよ。
- 永島 知洋
-
金子選手はどうです?
- 金子 拓矢
-
僕は……、思い浮かばないですね(苦笑)。
- 永島 知洋
-
え?(笑)
- 金子 拓矢
-
ふたりの話を聞きながら、「これがプロフェッショナルか」と、関心していました。もっと自分も意識を高めないと駄目ですね(苦笑)。
- 永島 知洋
-
おいおい・・・(笑)。じゃあ、「ゲーマーあるある」はありますか?
- 金子 拓矢
-
あります。たまに出てくる、おむすびのキャラクターがいて、独特の音がするんですけど、日常でも幻聴が聞こえることがあります(笑)。
- 永島 知洋
-
大変やな(苦笑)。
- 萩原 秀人
-
あとさ、勝利目前に、宅配便が来ちゃって、あたふたする。とかない?
- 峰 竜太
-
あるある。
- 萩原 秀人
-
で、荷物もらって戻って来たら「ゲームオーバー」って出てる(苦笑)。
- 峰 竜太
-
ありますあります(笑)。僕のあるあるは、ゲームしながら身体がすごい動いちゃうこと。こんなんなってます!
- 永島 知洋
-
すごいことになってるやん!(笑)
ボートレース場でも
「GG」と言って
ください!
- 永島 知洋
-
最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。
- 萩原 秀人
-
僕にとっては、魅力しかないのがボートレース。ぜひリアルで見てほしいですね。ゲーム好きの方は、モニター越しで楽しむことに慣れてるかもしれないんですけど、ボートレースは“生”がいちばん。ボートと水がぶつかる音とかすごいんで、きっと楽しんでもらえると思います! ぜひ来てください!
- 金子 拓矢
-
もう、その通り……ですよね。魅力、全部言われちゃいました(苦笑)。ゲームと同じように、一度見てもらえたら、きっとハマれると思います。ぜひ見てほしいです!
- 永島 知洋
-
よし、最後は峰選手に託そう(笑)。お願いします!
- 峰 竜太
-
ゲームやってる人はみんな、1位を獲りたい。ボートレーサーも一緒で、僕らは常に「いちばん」を獲りにいってる。そのために、あえてリスクを負うこともありますし、日々アグレッシブな戦いが繰り広げられています。
ゲームでグッドゲームのことを、略して「GG」と言いますが、ぜひボートレースの「GG」も多くの人に目撃してほしいですね。そして僕が優勝した際には、みんなで「GG」と言ってもらえたら、こんなにうれしいことはありません。ボートレース場でお待ちしてます!
-
萩原 秀人(はぎはら・ひでと)
1979年、福井県生まれ。福井支部。2000年デビュー(86期)。最近ゲームをするといえば、キャラクター視点で操作するシューティングゲーム「Apex Legends(エーペックスレジェンズ)」しかやらないと語るほど、同ゲームにハマり中。
-
金子 拓矢(かねこ・たくや)
1983年、栃木県生まれ。群馬支部。2004年デビュー(95期)。峰選手に誘われゲームを始めた。「形から入るタイプ」で、誰よりも機材にお金をかけているが、ゲームの腕が上達しないのが悩み。
-
峰 竜太(みね・りゅうた)
1985年、佐賀県生まれ。佐賀支部。2004年デビュー(95期)。自ら「APEX峰竜太CUP」を主催するほど、同ゲームにハマっている。いつか参加者全員ボートレーサーの大会を開催し、ナンバーワンを決定するのが夢。
ボートレース芸人
永島 知洋