「ボートレースをより多くの人に好きになってもらう企画」を提案することになった
PR会社・猫エージェンシーの面々。
どうにか企画は決まったものの、無事にクライアントにプレゼンし、
採用してもらえるのか!?彼らの運命はいかに!
                
                
                  自分から何かアクションすることはなく、仕事は部下任せで、何かあるとすぐに「頼むにゃ」で逃げる。心優しい、平和主義者。
                  仕事はできないが、プライドは高い。無駄にカタカナ英語をよく使い、同意するときは、「たわしもアグリーです」と返事をする。
                  基本、ノリで生きている。仕事よりキャットフードが大事。とりあえず「(根拠はないけど)間違いないっす!」で何とかなると思っている。
                  クセのあるメンバーの中でのバランサー的な存在。「いったん、整理しますね」と言って、状況を整理することで、メンバーを解決に導く。
              
                - たわし
 - 部長、ついにこの日が来ましたね!
 
- オレンジ
 - そうだにゃー。クライアントにも提案を喜んでもらえるとうれしいにゃ。
 
- もみじ
 - 大丈夫ですよ! みんなで苦労した「ニャンタビュー」、きっと採用してもらえますよ。
 
- たわし
 - にしてもユウの奴、遅いですね・・・。
 
                - ユウ
 - す、すみませーん!
 
- たわし
 - 遅いよ、遅い! 心配するだろ!?
 
- ユウ
 - すみません! キャットフード食ってました! やっぱ、腹が減っては、戦はできないっすからね!
 
- たわし
 - !?
 
- オレンジ
 - ・・・まあ、腹を満たしている間に、プレゼンが終わらなくてよかったにゃ。次からは気をつけるにゃ。
 
- ユウ
 - さーせん・・・。
 
- もみじ
 - あ、そろそろ時間ですよ。行きましょう!
 
- オレンジ
 - みんな絶対に決めるにゃ。気合い入れるにゃ!
 
- たわし
 - はい!
 
                - オレンジ
 - 失礼しますにゃ。
 
                - クライアント
 - どうぞ、お掛けください。
 
- ユウ
 - うわー、ドキドキしすぎて、クライアントの皆さんが、なぜか、外資系企業の人たちのように見えるっす。
 
- クライアント
 - 今回は、「ボートレースをもっと好きになる企画」をご提案いただけるとのことで、まことにありがとうございます。
 
- オレンジ
 - とんでもないですにゃ。こちらこそ、よろしくお願いしますにゃ。
 
- もみじ
 - 担当の方、猫語しゃべれるみたいですね。
 
- オレンジ
 - みたいだにゃ。安心したにゃ。
 
- もみじ
 - では早速、猫エージェンシーの企画をプレゼンさせていただきます。発表を担当するのは、係長の・・・
 
- たわし
 - たわしです。よろしくお願いします。ズバリ、今回の企画テーマは「人間にとっての、ねこじゃらし」です。
 
- クライアント
 - ねこじゃらし?
 
- たわし
 - ええ。私たち猫というのは、ねこじゃらしを前にすると、簡単に癒されてしまうのです。こんな風に、ウチのユウの前に、ねこじゃらしを置くと・・・・
 
                - クライアント
 - おー。
 
- たわし
 - ご覧の通り、ねこじゃらしを前にすれば、どんな猫でもこうなります。あっ、部長・・・!
 
                - クライアント
 - ・・・。
 
- オレンジ
 - ・・・はっ! 我を失っていたにゃ・・・。すみませんにゃ。
 
- クライアント
 - いえいえ。たしかにこれはすごい。人間にも同じ効果を生むものがある。そう考えたわけですね!
 
- たわし
 - YES!
 
- クライアント
 - 実に面白い。“猫らしい視点”、まさにそれを期待していたんです! で、どんな企画なのですか!
 
                - たわし
 - コホン。ねこじゃらしの魅力は、タッチするからこそ、アンダースタンできます。そこで私たちは「猫アングルでのボートレーサーへのインタビュー」をプロポーザルいたします! 猫アングルによって、ボートレーサーの魅力をガンガンにプルアウトすることで、ユーザーとのエンゲージメントを高める。タイトルは「ボートレーサー 突撃ニャンタビュー!」。いかがでしょう!
 
                - たわし
 - (む、無反応・・・なぜ!?)
 
- たわし
 - た、たとえばですね、ボートレースには、いわゆる「オフシーズン」がありません。レーサーたちは、メンタル維持や体重管理、さらにはトレーニングも含めれば、365日ほぼ休みなしの状態といえます。一年中“プロ”として生きる、ストイックな彼らの精神性にスポットを当てるほか、またレースによっては、最大1億1,000万円の賞金が出るわけですが、その使い道などを、猫アングルで掘り下げることで、ユーザーインサイトを鷲掴み、いや、猫掴みにしてみせます!!!
 
- クライアント
 - ・・・。
 
- ユウ
 - ・・・ち、ちなみに、「ニャンタビュー」というのは、人間の“インタビュー”を猫っぽく表現したもので、たわし先輩が間違えたわけではないっす!
 
- クライアント
 - ええ、それは、わかってますよ・・・。
 
- もみじ
 - 私たちとしても、とてもいい企画だと自負しているのですが、何か気になる点などがありますでしょうか・・・?
 
- クライアント
 - いえ、駄目ということでは・・・、そのつまり・・・
 
- たわし
 - け、結論はお待ちください! だ、だ、代案もご用意しておりますぅ!
 
                
                  次回、焦ったたわしの「代案あります」
発言によって、プレゼンは思わぬ方向に!?
                  
                  
                  
                    今回、ボートレース猫会議プロニャクトXに出演してくれた、オレンジくん、たわしくん、もみじちゃん、ユウくんの4匹。撮影の合間に、とってもキュートな姿を見せてくれました。見ているだけで癒されちゃう猫ちゃんたちのオフショットを、ぜひ、ご覧ください。
            
                
                  
                      
                      
                      

                
オレンジくんとたわしくんともみじちゃんとユウくんの写真撮影や動画撮影においては、
動物撮影の専門家の協力のもと、猫たちの安全や健康に十分に配慮して撮影しました。
オレンジくん、たわしくん、もみじちゃん、ユウくん、お疲れさまでした&ありがとうございました。